私のアメリカ大学院留学─総集編(3)

約9ヶ月間書いてきたこのブログも、これで一応は最後にしたいと思います。

このブログを書き出した頃は、卒業を間近にしながらポスドクの先も決まらず、将来についてかなり不安を覚えていた時期でした。その頃はもしそのときの申請先からオファーを貰えなければ、真剣に日本に帰ろうと思っていました。日本にはいずれ帰るつもりでしたし、その時期が少し早まるだけだと。でもそれは最良の選択だとは考えていませんでした。5年かそこらアメリカの一つの都市で過ごしただけでは、その後永久に残る何かを手に入れた気がどうしてもしなかったのです。そのとき日本に帰ればおそらく2、3年もすればすっかりアメリカでの生活のことを忘れてしまいそうでした。
別に数年間海外留学するだけでは不十分だと一般的に言っているわけではありません。ただアメリカは広いのです。私の場合オハイオにずっといただけだったので、それだけではアメリカを理解した気がしなかったということです。
結果的にはアメリカでポスドクとして研究を続けられることが決まり、しばらく日本には帰られないということになりましたが、その分、アメリカで私の一生の礎となる経験を積みたい。しかしそのためには中途半端でなく、本気で本業に打ち込みたいと考えています。とりあえず今考えているアイデアに全力投球して、成功すればそれなりの成果を出せるはずですから、その時はまたブログで経過報告をするかもしれません。2年以内にハイプロファイルの論文を出すことを一つの目標とします。
それではまた、その日まで。いままでこのブログを読んでくれた方、コメントをくれた方、星をつけてくれた方、ブックマークをしてくれた方、ありがとうございました。皆さんの何かお役に立てたのでしたら幸いです。もし私を見かけたら、ぜひ現実世界でも声をかけてください。
最後に、Good-bye, Ohio! たくさんの思い出をありがとう!